長年住み続けた住まいの本家から離れの住宅を建てるにあたって、一体の敷地を分筆しての計画でした。
ご家族でいちご農園を営んでいて母家は広々としていて重ねてきた歴史も感じる敷地でした。
母家の存在も考慮し、周囲には隣地からの視線や自身の畑からの動線も必要でありながらも、自分達だけのプライバシーを確保し互いに良い距離感が自然に取れるような配慮をして設計を進めていきました。
平屋が希望でしたので尚更見られる視線の計画は大切でした。
室内から庭へのアクセスはあえて取らずに、大きなサイズのFIX窓を多用し、かつプライバシーは保てるように腰壁を作り安心に繋がる解放感を目指しました。
プライベートや水廻りも行き止まりがない回遊動線にして家族がいつも触れ合えるような環境になりました。原風景も楽しみながら家族と共に末永く馴染むような暮らしが実現できました。